ご注意ください
この記事は公開から1年以上経っています。掲載されている情報は、公開当時のものです。

ソフトバンク上場、周到に準備された「ローン付け替えスキーム」

alt

IPO株、買いませんか??」

証券会社の人からこの勧誘の言葉を初めて聞いたという人が今日本に相当数いるかもしれない。孫正義氏率いるソフトバンクグループ(SBG)<9984>の通信事業子会社であるソフトバンク(SB)が12月19日に東京証券取引所に上場する。SBGの中でヤフーに続き2番目の親子上場が実現する。売出価格は10日、仮条件と同じ1,500円に決まった。総額にすると約2兆6,000億円という日本史上最大規模での上場となる。

ところで、そんなこれから上場するSBの財務諸表を見たことがあるだろうか? 

筆者はSBGの連結財務諸表は何度か見たことがあるが、SBの連結財務諸表については見たことがなかったため、この機会に連結子会社としてのSBの連結財務諸表を調べてみた。すると、親子会社間でおもしろいことが行われていることが分かったため、今日はそれを簡単に紹介する。

異常に高額な配当金

SBの連結財務諸表は、SBGの有価証券報告書の「第二部【提出会社の保証会社等の情報】」から見ることができる。普通ここは空白であることが多いのだが、SBGの有報ではここからSBの情報がたっぷりと記載されている。SBGの有報とは別に、SB連結としての有報がもうひとつ存在するといったイメージだ。

早速、2010年3月期以降のSBの連結損益計算書(PL)を見てみよう(単位:百万円)。

売上高はほぼ毎年右肩上がりに成長しており、当期純利益も安定して出ていることがわかる。すっかり日本における通信事業のインフラと化しており、よほどのことが起きない限りこれからも安定的に利益を生み出されることがこの連結PLからうかがえる。

NEXT STORY

PayPayを武器にソフトバンク・ヤフー連合がLINE、楽天と真っ向勝負

PayPayを武器にソフトバンク・ヤフー連合がLINE、楽天と真っ向勝負

2018/12/11

ソフトバンクとヤフーはスマートホンを使った決済サービスPayPayで大勝負に出た。スマホ決済サービスのトップの座はどのように変わるのか。資金力のある3社の戦いだけに、消費者にとっては購買心理をくすぐられるキャンペーンが続出しそうだ。

関連のM&Aニュース