楽天<4755>は結婚相手紹介サービスを手がける子会社のオーネット(東京都世田谷区)をポラリス・キャピタル・グループ(東京都千代田区)に売却する。

すでに契約は締結しており、2018年12月下旬に引き渡す予定だ。売却価格は非公表だが、楽天はこの取引で250億円もの売却益が懐に入る。

楽天は2019年に基地局などの設備を持つ4番目の携帯事業者となり、先行するNTTドコモ、au、ソフトバンクと契約者を奪い合う戦いに突入する。

今回の子会社売却の目的について楽天は「経営資源の最適化を図るため」とだけ説明しており、250億円の使い道については明らかにしていなものの、基地局などへの投資額は6000億円ともいわれており、その一部になることは想像に難くない。

250億円もの利益を生み出したオーネットとは一体どんな会社なのか。

38年の歴史を持つ老舗企業

オーネットは東京・麹町に「配偶者選択システム研究所」開設したのが始まり。1980年には大阪にオーエムエムジーを設立し業務を始めた。

その2年後の1982年には再び東京に本社を設け、合わせて全国支社展開を開始。1988年には会員数が6万人を突破するとともに全国支社網が完成した。1997年には現社名となった「O-net」ブランドを導入した。

楽天との接点は2007年から。楽天ストラテジックパートナーズが100%出資し、オーネットを設立。その後、オーネットが結婚情報サービスO-netに関わる全事業をオーエムエムジーより譲り受けた。2008年に楽天の連結子会社になり、「安定した成長を続けてきた」(楽天)という。

オーネットの2017年の実績は、年間新規入会者が2万5211 人で、このうち男性は1万1651人、女性は1万3560人。また交際するために婚活を休止した会員数は1万3677人で、結婚が成立した会員数は1万1783人だった。

一方、オーネットを買収したポラリス・キャピタル・グループとはどんな企業なのか