セコム<9735>、綜合警備保障(ALSOK)<2331>、セントラル警備保障(CSP)<9740>の警備業大手3社の業績が好調だ。テロなどに備えた防犯意識の高まりなどから警備需要が増加しているのが背景にある。 

11月8日までに出そろった3社の2019年度の第2四半期決算ではいずれも増収、営業増益となっており、2019年度通期でも同様の見通しだ。 

2020年は東京オリンピック、パラリンピックが開催され、多くの外国人観光客の来日が見込まれるため、一段と警備需要が高まるものと思われる。 

また3社はいずれも企業買収に前向きで、2015年以降の5年間の適時開示情報によると、それぞれ3‐7件に達する。好業績のもと一層の事業拡大の手段として、今後も積極的なM&Aが見込めそうだ。 

3社ともに増収営業増益見通し 

セコムは2019年11月8日に2020年3月期第2四半期決算を発表した。それによると、2020年3月期は売上高が前年度比2.4%増の1兆380億円、営業利益は同1.0%増の1315億円と増収営業増益を見込む。 

他の2社も傾向は同じで、ALSOKの2020年3月期は売上高が同4.8%増の4650億円、営業利益が同7.2%増の346億円。CSPの2020年2月期は売上高が同4.2%増の650億円、営業利益が同14.4%増の39億円の見込みだ。 

通期の見通しは期初予想と変わっておらず、事業が計画通り推移していることがうかがわれる。 

セコム会長の中山泰男氏が会長を務める全国警備業協会によると「社会の警備業に対する期待の高まり、需要の増大を反映し、警備業は発展を続けている」とし、今後についても「警備業の可能性は無限」と明るい見通しを持つ。 

◎通期業績見通し

社名 売上高(億円)営業利益(億円)
セコム 10380(+2.4%) 1315(+1.0%)
ALSOK 4650(+4.8%) 346(+7.2%)
CSP 650(+4.2%) 39(+14.4%)

※セコム、ALSOKは20年3月期、CSPは20年2月期。カッコ内は前年度比増減