2年に1度のクルマの祭典「第46回東京モーターショー2019」が開催されている。主催の日本自動車工業会の会長でもあるトヨタ自動車<7203>社長が「人を中心とした未来の暮らしをテーマにしました。お越し頂いた皆さんに楽しんでもらえること。ファン(楽しさ)を感じてもらうことを大切にしました」と宣言するように、「脱クルマ」を感じさせるショーとなった。

自社ブースでオリジナルグッズを販売

派手なコンパニオンは姿を消し、展示車両も量産車や市販を前提とする「プロトタイプ(量産試作)」レベルの車両が多数を占めた。バブル期には目白押しだった「どう考えても市販は無理」な遊び心あふれるショー向けのコンセプトカーは数えるほど。国内自動車市場の成長が見込めない中、自動車メーカーも東京モーターショーにカネを注ぎ込むことはできないのだろう。

そのせいでもないだろうが、各社ブースでの物販が目を引く。スズキ<7269>は自社の軽トラックを即席のオリジナルグッズのショップに。自動車やオートバイのミニチュアモデルやマグカップ、バッグ、バッジのほか、帽子やTシャツといったアパレル商品もそろえている。

スズキブースの物販コーナー。素っ気ないが品ぞろえは充実。

同じく軽自動車が主力のダイハツも、軽トラックの荷台にショップを開設。スズキが荷台に商品を置いているだけなのに対し、ダイハツ工業<7262>は「DBC STORE」の看板を掲げ、商品にも「1000台限定」や「今だけ特別価格!」といったPOP(店頭プロモーション広告)も用意するなど、なかなか商売熱心だ。

ダイハツブースの物販コーナーは売る気満々。

ホンダ<7267>はガチャで物販に参戦。軽商用車の「N-VAN」にカプセル玩具の自動販売機を7台搭載した「ガチャVAN」を出展した。同社ロングセラーの「スーパーカブ」や、かつての折り畳みバイク「モトコンポ」などのフィギュアを300円で、キーホルダーやジグソーパズルなどを200円で販売している。

軽自動車に7台のカプセル玩具自動販売機を搭載。