松本社長は「仮想通貨は大変重要な資産クラスになる」との認識を持つ。クラスとは同じような値動きやリスク特性を持つ投資対象となる資産の種類を指す。仮想通貨が現金や証券、債券などと並ぶ一つの資産として成立するとの認識だ。
その根拠は仮想通貨の時価総額が2017年に2兆円から一気に50兆円まで膨らんだことを上げる。一旦50兆円まで伸びた新しい資産クラスはこれからも大きくなっていくとの判断がある。
さらに金(ゴールド)の時価総額は800兆円...
近鉄エクスプレスは今年創業70年。航空貨物輸送、海上貨物輸送、ロジスティクスを3本柱に日本を代表する国際貨物専門企業だ。本格的な企業買収と無縁だった同社が大勝負に出たのは3年前。売上高の半分近い1400億円を投じた海外M&Aのその後は?
エア・ウォーターが産業ガスメーカーと呼ばれなくなる日が近づいてきたようだ。祖業である産業ガスの売上高に占める割合が20 % ほどに低下しており、さらに発電事業に戦略的に投資する計画を表明するなど、脱産業ガスの流れが加速しているからだ。
世界最大の板ガラスメーカー・旭硝子が積極的なM&Aに乗り出している。しかも、全くの畑違いの異業種で、だ。装置産業であるガラスメーカーだけに、得意の板ガラスへ経営資源を集中して生産量でライバルを凌駕するのが最適に思えるが、同社の選択は違った。
飯田グループホールディングスは「戸建分譲・日本一」を誇る。その販売数はグループ6社で4万戸を超え、他を圧倒する。低価格帯の分譲住宅を主力とするパワービルダーの代名詞的存在だ。住宅業界を騒然とさせた前代未聞の経営統合から5年。現在の姿は?