犬島精錬所跡 わずか10年で潰えた銅鉱石の精錬施設|産業遺産のM&A

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
瀬戸内に浮かぶ“アートの島”犬島に広がる銅鉱石の精錬施設跡

ベネッセ・福武總一郎氏のもと、美術館として再生

犬島精錬所跡は、遠目には大きな煉瓦づくりの煙突や外壁などが、まるで塹壕のように見える。操業停止後、80年ほどはいわば野ざらしの状態だった。だが、昭和から平成の時代にかけては、映画やテレビドラマのロケ地として利用されたこともあり、遺構ファンなどには人気のマトでもあった。

ところが2001年に、いわばその野ざらしの遺構をベネッセコーポレーション(現ベネッセホールディングス<9783>)創業者の長男、福武總一郎氏が買収した...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5