行田足袋蔵 縮小する市場と再生する蔵|産業遺産のM&A

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牧野本店の工場・土蔵を活用した「足袋とくらしの博物館」

埼玉県行田市は日本最大の円墳である丸墓山古墳をはじめとする「さきたま古墳群」、映画「のぼうの城」の舞台ともなった忍城など歴史に彩られた県北の町。そして行田市は、足袋の産地としても知られている。

行田で足袋づくりが始められたのは1700年代初期の江戸時代・享保年間だといわれている。もともと行田では肥沃な土壌を生かした綿や藍の栽培が盛んで、藍染の綿布がつくられるようになった。この綿布を原料に足袋づくりが始まったとされる。そして享保年間に忍城の藩主が藩士の家族、妻たちの内職として足袋づくりを奨励し、行田に足袋づくりが根づいていった...

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