京都市下京区鍵屋町。高瀬川と鴨川に挟まれ、歴史の面影が色濃く残る街並みが続く正面通の一角に、ゲームマニアにとって「聖地」といわれた任天堂<7974>の旧本社屋があった。その敷地建物は、任天堂が山内任天堂と称していた頃の流れを汲み、現在は創業家のファミリーカンパニーである株式会社山内が所有している。
その旧本社屋が2022年4月、「丸福楼」という瀟洒なホテルに生まれ変わった。「丸福」とは任天堂の創業家である山内家が用いていた屋号「丸福」に由来し、丸に「福」のマークは、現在の任天堂でも花札などに使われている...
札幌の赤レンガといえば北海道庁旧本庁舎が有名だが、サッポロビール博物館の赤レンガも同時期に竣工した建造物である。数奇な歴史を辿る“もう一つの赤レンガの物語”。