M&A速報

TAKARA&COMPANY<7921>、ベネッセ<9783>傘下で通訳・翻訳大手「サイマル・インターナショナル」を子会社化

2020/03/06

TAKARA&COMPANY(旧宝印刷)は6日、ベネッセホールディングス子会社で通訳・翻訳の大手、サイマル・インターナショナル(東京都中央区。売上高51億円、営業利益7000万円、純資産11億5000万円)を買収すると発表した。49億5000万円を投じて、発行済み株式のすべてを3月31日付で取得する。顧客企業の事業活動のグローバル化に伴い、情報開示書類の翻訳ニーズが急速に膨らんでいるのに対応し、サービス体制を強化するのが狙い。

サイマルは1965年に日本初の国際会議の通訳専門会社として発足。1998年にベネッセグループの傘下に入った。近年は通訳事業に加え、より市場規模が大きい翻訳事業にも力を注いできた。サイマルは企業・官庁向けが主体で、ベネッセグループからの売上も全体の1割に満たなかった。このため、ベネッセはグループ内で既存事業との相乗効果が限定的だとしてサイマルを切り離す。

TAKARAは企業情報の開示にかかわる専門印刷会社。近年は外国人株主の増加やコーポレートガバナンス・コード(企業統治の指針)対応などを背景に、情報開示書類の翻訳需要が拡大している。今回傘下に収めるサイマルは多言語に対応する2000人を超える業界随一の登録通訳者を擁し、翻訳者・校閲者についても厚い人材基盤を持つ。

M&Aデータベース

関連の記事

活動期に入る「ベネッセ」新規事業創出M&Aに1000億円投入

活動期に入る「ベネッセ」新規事業創出M&Aに1000億円投入

2020/01/24

ベネッセホールディングスは2020年4月に社会人向け短期集中型英会話のENGLISH COMPANYなどを展開するスタディーハッカーを子会社化する。中期経営計画でM&Aによる新規事業の立ち上げを計画しており、M&Aの活動期に入りそうだ。

VDRで攻勢強める「宝印刷」業界地図はどう変わる?

VDRで攻勢強める「宝印刷」業界地図はどう変わる?

2019/12/28

TAKARA&COMPANY傘下の宝印刷は3年後をめどにVDR(バーチャル・データ・ルーム)の日本国内でのシェアを50%に高める。同社では現在のシェアを20%-30%としており、3年間で2倍ほどに引き上げることになる。

【宝印刷】シンガポールで初の海外M&A、グローバル展開に弾み

【宝印刷】シンガポールで初の海外M&A、グローバル展開に弾み

2019/04/04

宝印刷は有価証券報告書や株主総会招集通知などに代表される金融・証券専門印刷会社の第一人者を任じる。ここへきて力を入れるのがグローバル展開。シンガポールで同社初の海外M&Aを実行した。

こどもの日にまつわる企業3選

こどもの日にまつわる企業3選

2018/05/05

5月5日は「こどもの日」。少子化が進み、子供をターゲットにした業界は苦戦中とされる。縮小する子供市場で生き残るためのキーワードの一つがM&A。「食べ物」「子供服」「教育」の3業種から、積極的にM&A戦略を展開している企業を紹介する。

大学入試本番だが、学習塾・予備校の業界再編のゴングも鳴る?…

大学入試本番だが、学習塾・予備校の業界再編のゴングも鳴る?…

2018/02/01

2月に入り、2018年大学入試がラッシュを迎える。4日の日曜まで連日200校以上で入試が行われる。ただ、入試会場の熱気とは裏腹に、学習塾・予備校にとっては再々編のゴングがいつ鳴ってもおかしくない状況なのだ。

「上場企業の個人情報漏えい・紛失事故」調査

「上場企業の個人情報漏えい・紛失事故」調査

2017/04/04

最大の個人情報漏えい事件は、2014年7月に発覚したベネッセHD。個人情報の漏えい・紛失事故は近年増加傾向にあり、ウイルス感染や不正アクセスによる情報漏えい事故は前年の2倍を超える22件と深刻で対策が急務となっている。

住友化学3000億円、NEC2000億円~M&A投資枠について考える

住友化学3000億円、NEC2000億円~M&A投資枠について考える

2017/02/19

中期経営計画の発表などと併せてM&Aの投資枠を設ける企業が増えている。社内外に向けて「M&Aに積極的に取り組む企業」をアピールする狙いがあるとみられるが、効果はいかほどのものだろうか。

【ベネッセホールディングス】通信教育依存脱却と進むM&Aによる多角化

【ベネッセホールディングス】通信教育依存脱却と進むM&Aによる多角化

2016/08/30

「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」などを手掛けるベネッセホールディングス。教育市場の競争激化や個人情報流出事件の影響などにより、通信教育講座の国内会員数が減少する中、予備校や個別指導塾、そして介護・保育、海外事業などへのM&Aを積極的に行っている。M&Aによる多角化の動きを見てみる。

M&A速報検索

クリア

アクセスランキング

【M&A速報】よく読まれている記事ベスト5