「松ヶ岡開墾場」 鶴岡のシルク産業を育てた “サムライ・インキュベーター”|産業遺産のM&A

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
現在、敷地内に計5棟の蚕室が並ぶ松ヶ岡開墾場

山形県鶴岡市の郊外、羽黒町にある松ヶ岡開墾場。明治維新に際して庄内地域の発展を願い、約3000人の旧庄内藩士が生糸産地として開墾した北の大地だ。藩士は刀を鍬に持ち替えて開墾を進め、高橋謙吉という棟梁のもと日本最大の蚕室群をつくり上げた。その松ヶ岡開墾場を足がかりに、鶴岡は国内最北限の絹産地として発達した。

松ヶ岡開墾場と鶴岡は、今も養蚕から絹織物までの一貫工程が残る国内唯一ともいえる地である...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5