「旧豊田佐助邸」 王国トヨタの私的な遺産|産業遺産のM&A
“世界のトヨタ”、そのルーツは豊田一族が邸宅を構えた名古屋市東区主税町界隈にある。現存するのは、トヨタグループの創始者・豊田佐吉の弟佐助の旧宅だけとなっている。
菱田秀則
| 2023/1/15
2023.01.15
南部鉄器と一口にいっても、そのルーツは2つある。1つは文字どおりの南部、すなわち岩手県の南部藩、現在の盛岡市を中心とした鋳物産業の製造品だ。そして、もう1つは同じ岩手県内でも南部の水沢(奥州市)に花開いた鋳物産業である。
南部藩の鉄器を盛岡南部鉄器というなら、後者は伊達仙台藩であった水沢を中心に生まれた鉄器ということで区別し、「水沢鉄器」ということになるだろう。「南部藩の南部鉄器も岩手県南部(水沢)の南部鉄器も、どちらも“南部の鉄器”だ」と気にかけない人もいるが、「歴史が違うのだから、きちんと区別すべき」という向きもある...
“世界のトヨタ”、そのルーツは豊田一族が邸宅を構えた名古屋市東区主税町界隈にある。現存するのは、トヨタグループの創始者・豊田佐吉の弟佐助の旧宅だけとなっている。
埼玉県最古の歴史を持つ映画館が川越スカラ座だ。2000年代にいったんは休館するものの、地元有志が買い取り、再オープンに漕ぎ着けた。首都圏近郊のミニシアターとして、地元ファンの人気を集める。