2015年5月にはサンエー・インターナショナルの創業一族である三宅会長がヘッドハントした、米エクソンモービルの系列企業や仏ロレアルなどを渡り歩いた「プロ経営者」の齋藤匡司氏がTSIホールディングス社長に就任。「3年後の2018年2月期に、2015年2月期比で営業利益を約15倍の140億円へ、営業利益率を約14倍の7%へ引き上げる」(齋藤社長=当時)とぶち上げる。
その「起爆剤」と位置づけたのがM&Aだ...
NTTデータがM&Aによる海外展開を加速している。2016年以降の主なクロスボーダーは14件に達する。持ち株会社のNTTは海外事業の収益力を一段と高めるため、NTTデータを含む子会社を管理する中間持ち株会社を設立する。
双葉電子工業は蛍光表示管(VFD)、有機ELディスプレー、タッチセンサー、複合モジュール、産業・ホビー用ラジコン機器などの電子デバイス製品や金型用器材、生産器材などを手がける製造業。これだけ幅広い製品を提供できるようになった理由はM&Aだ。
パーク24の快進撃が続いている。24時間無人営業の「タイムズ駐車場」は全国で1万7000件を超える。カーシェアリングでは会員数が100万人を突破し独走状態に。昨年は初の海外M&Aを行い、駐車場のグローバルプレーヤーとして一歩を踏み出した。
レストランやスーパーなどの商空間の設計や施行などを手がけるラックランドのM&A戦略が2巡目に入った。1巡目は商空間を構成する5分野でM&Aを活用した体制作りを実施。2巡目はこれら分野をエリアごとに拡充するためのM&Aを実施する。