目指す方向は「脱・中間価格帯」だ。二極分化が進むアパレル業界で、最も価格競争が厳しいのが中間価格帯。顧客はバーゲンでの購入を狙い、プロパー(正価)販売の比率、いわゆる「プロパー消化率」がアパレルの利益率を大きく左右する。
プロパー消化率を引き上げる最良の方策が、ブランド力を高めること。そのために最も手っ取り早い方法が、ブランド力の高い会社を買収することなのだ...
NTTデータがM&Aによる海外展開を加速している。2016年以降の主なクロスボーダーは14件に達する。持ち株会社のNTTは海外事業の収益力を一段と高めるため、NTTデータを含む子会社を管理する中間持ち株会社を設立する。
双葉電子工業は蛍光表示管(VFD)、有機ELディスプレー、タッチセンサー、複合モジュール、産業・ホビー用ラジコン機器などの電子デバイス製品や金型用器材、生産器材などを手がける製造業。これだけ幅広い製品を提供できるようになった理由はM&Aだ。
パーク24の快進撃が続いている。24時間無人営業の「タイムズ駐車場」は全国で1万7000件を超える。カーシェアリングでは会員数が100万人を突破し独走状態に。昨年は初の海外M&Aを行い、駐車場のグローバルプレーヤーとして一歩を踏み出した。
レストランやスーパーなどの商空間の設計や施行などを手がけるラックランドのM&A戦略が2巡目に入った。1巡目は商空間を構成する5分野でM&Aを活用した体制作りを実施。2巡目はこれら分野をエリアごとに拡充するためのM&Aを実施する。