もう一つの「難関」は資金調達だ。世界最先端となる2nmプロセス以下の次世代半導体の製造には、巨額の設備投資が必要になる。台湾積体電路製造股份有限公司(TSMC)の2022年設備投資額は400億ドル(約5兆6000億円)。半導体需要見通しの悪化を受けて、当初計画よりも40億ドル(5600億円)ほど減少したにもかかわらず、この金額だ。
これに対してRapidusは資本金が73億円、経産省のプロジェクト開発費を加えて773億円...
大手信用調査会社の東京商工リサーチ(東京都千代田区)が、「役員報酬 1億円以上開示企業」を調べたところ、2022年6月28日までに185社の452人が1億円以上の報酬を得ていることが分かった。