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【ヘルスケア】2021年のM&A取引金額ベスト3は?
2021-12-29
2021年のヘルスケア業界におけるM&Aでの取引金額トップは帝人が武田薬品から4製品の製造販売承認を取得した案件、2位は新薬開発のEPSHDがMBOで株式を非公開化した案件、3位はMBKパートナーズが介護のツクイHDのTOBを実施した案件。
2022年前半のヘルスケア業界(医薬品、調剤薬局・ドラッグストア、医療サービス)のM&Aは、件数・取引金額ともに低迷した。
M&A Online編集部がM&Aデータベースで、同業界の2022年1-6月のM&A発表案件(適時開示ベース)を集計したところ件数は11件と前年同期より3件少なく、2020年以来3年連続の減少となった。1-6月としては2013年以降の10年間で、最低の10件だった2018年に迫る下から2番目に低迷している。
取引金額も2年ぶりの減少に。前年同期比77.6%減の482億165万円と、大幅減になった。過去10年間では2013年の約225億円、2016年の約268億円に次ぐ下から3番目に終わっている。1000億円の大台を下回るのは2016年以来6年ぶりだ。
昨年2件あった500億円を超える大型案件が、今年はなかったのが響いた。比較的大口が多い医薬品業界のM&Aが昨年の3件から今年は1件に減少したのも影響している。
これが、M&A(企業の合併・買収)とM&Aにまつわる身近な情報をM&Aの専門家だけでなく、広く一般の方々にも提供するメディア、M&A Onlineのメッセージです。私たちに大切なことは、M&Aに対する正しい知識と判断基準を持つことだと考えています。M&A Onlineは、広くM&Aの情報を収集・発信しながら、日本の産業がM&Aによって力強さを増していく姿を、読者の皆様と一緒にしっかりと見届けていきたいと考えています。
2021年のヘルスケア業界におけるM&Aでの取引金額トップは帝人が武田薬品から4製品の製造販売承認を取得した案件、2位は新薬開発のEPSHDがMBOで株式を非公開化した案件、3位はMBKパートナーズが介護のツクイHDのTOBを実施した案件。