NECは27日、デンマーク最大手のIT企業を傘下に持つKMDホールディング(売上高958億円、営業利益△9億2700万円、純資産102億円)の全株式を取得し子会社化すると発表した。取得金額は約1360億円(80億デンマーク・クローネ)。買収完了は2019年2月28日を予定する。

持ち株会社のKMDは傘下のKMD A/Sを通じて事業を展開し、中央・地方政府向けデジタルガバメント(電子政府)分野で強固な顧客基盤を持つ。欧州では行政サービスの向上・コスト削減に向け、EU(欧州連合)加盟各国の合意の下で統一的なデジタルガバメント施策が進行。デンマークや英国が先行するという。

NECはKMDを傘下に取り込むことにより、デジタルガバメント分野でのビジネスモデルを獲得し、北欧から欧州全域への展開を目指す。NECは得意とする生体認証技術、AI(人工知能)技術を生かす。