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トヨタが国産車メーカーに相次いで出資する「三つの理由」とは?

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(2)世界最大の自動車メーカーになりたいから

トヨタは自動車業界で「世界一」の常連だ。販売台数では2012年から4年連続で世界一だった。ところが2016年に独フォルクスワーゲン(VW)に抜かれて2位に、2017年からは三菱自動車を傘下とした仏ルノー・日産自動車<7201>連合にも追い抜かれて3位となっている。

2018年自動車世界販売トップ3
(各社発表資料より)
グループ名 販売台数(万台) トヨタとの差(万台)
独フォルクスワーゲングループ 1083.4 23.1
仏ルノー・日産連合 1075.7 15.4
トヨタグループ 1060.3

しかし、その差はわずか。持ち分法適用会社にするスバル(2018年の販売台数100万台)への出資比率を過半数に引き上げるだけで、首位のVWを大きく上回る。

「販売台数世界一にはこだわらない」というのがトヨタの公式見解だが、(1)でふれた規格標準化を実現するためにもグループの販売台数が多いに越したことはない。スバルへの追加出資は「グループ販売世界一」の復活に向けた第一歩なるかもしれないのだ。

M&A Online編集部

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