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2016年第2四半期TOBプレミアム分析レポート

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3. 2016年第2四半期の主なTOB

◆表2

2016年7月5日現在

公表日 対象会社 買手企業 状況 買付価格 3カ月平均株価 プレミアム 買付総額
(百万円)
コメント
2016.
5.2
ニフティ 富士通 終了 1,495 1,021 46.43% 10267 買手企業は2015年10月に打ち出した経営方針("全てがつながる"サービスを市場に提供する)を推進し、成長を追求するため、各事業において専門性を活かしながらより迅速な経営判断を行うことが重要と認識している。一方、急速に変化する対象会社(連結子会社)を取り巻く環境に対応するため、対象会社においても迅速な意思決定構造の構築や臨機応変な再編の実行が必要となっている。買手企業と対象会社間での協議の結果、対象会社の完全子会社化が最も有効と判断し、公開買付を実施。
6,867,466株の買付を行い、所有割合は66.59%から96.74%となった。
2016.
5.12
大崎エンジニアリング 大崎電気工業 終了 800 369 116.80% 1734 対象会社は、買手企業が「フラットパネルディスプレイ」関連事業を展開するための中核会社という位置づけで100%出資により設立した会社であるが、近年の業績の落ち込みを回復させるには対象会社のみでは困難であるが、買手企業の経営資源を対象会社が利用することで新規顧客の獲得や迅速な意思決定による抜本的な施策を実施し中長期的な成長戦略を実現できると買手企業が判断し、公開買付を実施。2,167,460株の買付を行い、所有割合は58.35%から96.02%となった。
なお、買付価格について、市場株価平均法では353円~389円であったが、類似会社比較法では725円~757円、DCF法では773円~853円となり、買手企業の取締役会での協議の結果、800円に決定された。
2015.
5.13
ギャバン ハウス食品グループ本社 終了 710 589 20.54% 6252 原材料価格の高騰、同業他社との競争激化、海外市場の著しい成長など、食品業界を取り巻く環境が厳しさを増す中、買手企業は香辛料の製造販売を営む対象会社(株式16%を所有)を完全子会社とすることを対象会社の親会社である味の素と協議。対象会社の国内事業の収益力強化及び新規需要の創出、海外事業の成長加速が図れると判断し、公開買付を実施。味の素が所有する6,077,900株を含む9,103212株の買付を行い、所有割合は15.9%から98.61%となった。対象会社は東京証券取引所の規定により上場廃止となる見込みで、6月30日付で買手企業の連結子会社となる。

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