カイコを使えば同時並行で少量多品種開発が可能なため、最短2か月で目的タンパク質を生産できる。同社は新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の開発に成功し、これを利用して同9月にはワクチン接種後のヒト向け抗体測定キットの実用化にこぎつけた。
創薬業界ではバイオ医薬品と呼ばれるタンパク質製剤の登場で、これまで治療薬がなかった疾病にも効果をあげている。それでも求められるタンパク質全てが生産できるわけではない...
bitBiomeは早稲田大学発のバイオ分析ベンチャー。創業者の細川正人同大理工学術院先進理工学研究科准教授が開発した、微生物のシングルセルゲノム解析技術「bit-MAP」を利用して微生物ゲノムデータベースを構築するため2018年に設立した。
京都フュージョニアリング(京都府宇治市)は2019年10月に創業した京大発の新エネルギーベンチャー。「究極のエネルギー」とされる核融合発電の実現に向け、研究開発を進めている。核融合で出る中性子からエネルギーを回収するブランケットを開発中だ。
トウキョウアーチザンインテリジェンス(横浜市)は東京工業大学発の人工知能(AI)ベンチャー。社長を兼務する同大学の中原啓貴准教授が開発した新しいコンピューテーション(計算)技術の創出とAI技術の社会実装を目指し、2020年3月に設立した。
ルラビオ(広島県東広島市)は広島大学発のバイオ畜産ベンチャー。同大学大学院統合生命科学研究科の島田昌之教授らのグループによる研究成果をもとに2021年4月に設立した。精子を分離することで、家畜のオスとメスを産み分ける事業を展開していく。