カイコを使えば同時並行で少量多品種開発が可能なため、最短2か月で目的タンパク質を生産できる。同社は新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の開発に成功し、これを利用して同9月にはワクチン接種後のヒト向け抗体測定キットの実用化にこぎつけた。
創薬業界ではバイオ医薬品と呼ばれるタンパク質製剤の登場で、これまで治療薬がなかった疾病にも効果をあげている。それでも求められるタンパク質全てが生産できるわけではない...
bitBiomeは早稲田大学発のバイオ分析ベンチャー。創業者の細川正人同大理工学術院先進理工学研究科准教授が開発した、微生物のシングルセルゲノム解析技術「bit-MAP」を利用して微生物ゲノムデータベースを構築するため2018年に設立した。
InnoJinは順天堂大学発のデジタルヘルスベンチャー。情報通信技術を駆使して医療や健康管理のサポートするため、2020年12月に設立された。医療のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、遠隔診断や診療補助、治療などに役立てる。
CROSS SYNCは横浜市立大学発の医療ベンチャー。同大医学部出身で同大附属病院集中治療部部長の髙木俊介准教授が設立した。緊急医療現場の情報をAIを利用して分析し、重症患者の治療で情報共有する重症患者管理システム「iBSEN」を開発した。