大学発ベンチャーの「起源」(44) おおいたCELEENA

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全国的に問題になっている「竹害」の解決を目指す、おおいたCELEENA(写真はイメージ)

おおいたCELEENA(大分市)は、大分大学発の自然新素材ベンチャー。同社取締役でもある同大理工学部の衣本太郎准教授が発明した竹の素材化技術を応用した商品開発のため、2021年9月28日に設立されたばかりの会社だ。早くも10月には大分県竹田市と立地協定を結び、2022年2月に新工場を稼働する。

設立翌月に竹田市と立地協定を結ぶ

それほどまで迅速に事が進むのは、孟宗竹(モウソウチク)の異常繁茂による「竹害」が全国的に猛威をふるっているからだ。「竹林」といえば古来日本を象徴する風景だが、孟宗竹は中国・江南地方が原産の外来植物...

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