おおいたCELEENA(大分市)は、大分大学発の自然新素材ベンチャー。同社取締役でもある同大理工学部の衣本太郎准教授が発明した竹の素材化技術を応用した商品開発のため、2021年9月28日に設立されたばかりの会社だ。早くも10月には大分県竹田市と立地協定を結び、2022年2月に新工場を稼働する。
それほどまで迅速に事が進むのは、孟宗竹(モウソウチク)の異常繁茂による「竹害」が全国的に猛威をふるっているからだ。「竹林」といえば古来日本を象徴する風景だが、孟宗竹は中国・江南地方が原産の外来植物...
リージョナルフィッシュは京大発のバイオ水産ベンチャー。創業者の1人で同社最高技術責任者(CTO)の木下政人京大院農学研究科准教授と近畿大学水産研究所の家戸敬太郎教授らによる共同研究で開発したゲノム編集技術をもとに、2019年4月に設立した。
Rabbit(東京都品川区)は学習院大学初の大学発ベンチャー。マイクロソフトOfficeのアプリ「Word」「Excel」「PowerPoint」教育講座の企画・運営を手がける。2013年に学習院大学経済学部経営学科1年生だった豊久凌仙社長が設立した。
Jij(東京都文京区)は、東京工業大学発の量子コンピューター開発ベンチャー。同大の西森秀稔教授と当時大学院生だった門脇正史氏が1998年に提案した「量子アニーリング」と呼ばれた計算手法が「起源」だ。IoT時代で活躍が期待されるベンチャーだ。
アシストモーションは信州大学発のロボットベンチャー。2017年1月に同大繊維学部のロボット研究の成果を社会に普及するため設立した。同校は「キャンパスベンチャーグランプリ」など学生起業コンテスト入賞の常連校で起業マインドが高いことで知られる。