LFOR(金沢市)は金沢大学発の健康茶ベンチャー。2022年2月に同大大学院博士課程2年の高野里紗最高経営責任者(CEO)が、漢方薬として用いられる植物で作る紅茶を健康増進に役立てるために立ち上げた。きっかけとなったのは佐々木陽平同大学医薬保険研究域薬学系教授から、漢方の国産化に取り組む神子清水薬草組合(白山市)が栽培する「トウキ」を紹介されたこと。
トウキは2014年から同組合が地元の耕作放棄地で栽培してきた...
Smart119は千葉大学発の医療機器およびシステム開発ベンチャー。緊急医療の現役医師である同大学大学院医学研究院の中田孝明講師(当時)が2018年5月に設立した。緊急医療現場で起こっている様々な課題をICTを利用して解決することを目指す。
CROSS SYNCは横浜市立大学発の医療ベンチャー。同大医学部出身で同大附属病院集中治療部部長の髙木俊介准教授が設立した。緊急医療現場の情報をAIを利用して分析し、重症患者の治療で情報共有する重症患者管理システム「iBSEN」を開発した。
ChiCaRoは電気通信大学発のICTを利用した子育て支援サービスベンチャー。同大学大学院情報理工学研究科機械知能システム学専攻の長井研究室の研究をもとに、2017年4月に設立した。遠隔協同子育て支援ロボット「チカロ」の開発を手がけている。
Heartseedは慶應大学医学部発の再生医療ベンチャー。同社最高経営責任者である福田恵一同大医学部教授が手掛けてきた心臓再生医学研究を実用化するために起業した。心臓移植に代わる心不全の治療法を開発したいと考え、2015年11月に設立した。