Smolt(スモルト、宮崎市)は宮崎大学発の養殖漁業ベンチャー。2019年4月、「水産資源と水産業のサステナブルな関係を構築する」をミッションに、同大大学院農学工学総合研究科1年の上野賢氏が立ち上げた。世界でも例を見ない高級魚サクラマスで、陸上の水槽と海上の生簀(いけす)を使った循環型養殖に成功。最先端の養殖技術が高く評価されている。
サクラマスはヤマメとしても知られる。両方とも同じ魚だが、ヤマメは成長しても海には降らず一生を河川で過ごす河川残留型(陸封型)の個体を指す...
トウキョウアーチザンインテリジェンス(横浜市)は東京工業大学発の人工知能(AI)ベンチャー。社長を兼務する同大学の中原啓貴准教授が開発した新しいコンピューテーション(計算)技術の創出とAI技術の社会実装を目指し、2020年3月に設立した。
ルラビオ(広島県東広島市)は広島大学発のバイオ畜産ベンチャー。同大学大学院統合生命科学研究科の島田昌之教授らのグループによる研究成果をもとに2021年4月に設立した。精子を分離することで、家畜のオスとメスを産み分ける事業を展開していく。
コスメディ製薬(京都市)は京都薬科大学発の医療・製薬ベンチャー。高分子研究のコンサルティングを手がけていたと神山文男社長と薬剤学博士の権英淑取締役が中心となって、同大学薬剤学教室の研究成果をベースとして2001年5月に創業した。
PuRECは島根大学発の再生医療ベンチャー。松崎有未教授が人間の骨髄から採取した間葉系幹細胞を利用した再生医療技術の実用化を目指し、16年に山陰合同銀行などが設立した産学連携ファンドから出資を受け、小林祥泰元島根大学長を社長に迎え設立した。