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大学発ベンチャーの「起源」(57)  京都フュージョニアリング

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京都フュージョニアリング(京都府宇治市)は、2019年10月に創業した京都大学発の新エネルギーベンチャー。「究極のエネルギー」とされる核融合発電の実現に向け、研究開発を進めている。核融合は水素をはじめとする軽い原子核同士が融合して、より重い原子核になる核反応で、現在の原子炉で使われる核分裂反応よりも大きなエネルギーを生成できる。

核融合の「周辺機器」市場を狙う

人類が初めて人為的な核融合反応に成功したのは、1952年11月に実施されたエニウェトク環礁での人類初の水素爆弾実験だ。その後、核融合反応の平和利用を目指す動きが広がる...

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