Heartseed(東京都新宿区)は慶應義塾大学医学部発の再生医療ベンチャー。同社最高経営責任者(CEO)である福田恵一同大医学部教授が、自ら手掛けてきた心臓再生医学の研究を実用化するために起業した。
心臓移植に代わる心不全の治療法を開発したいと考えた福田教授が、心筋再生医療の研究を1995年に開始。骨髄中の間葉系幹細胞が心筋細胞に分化できることを発見し、ヒトES細胞やヒトiPS細胞から心筋細胞を分化誘導する基盤技術を完成した...
イノカ(東京都港区)は、東京大学発の人工知能(AI)・モノのインターネット(IoT)ベンチャー。創業者の高倉葉太最高経営責任者(CEO)が同大工学部を経て同大学院学際情報学府を修了後、2019年4月に「環境移送企業」として立ち上げた。
Kyoto Roboticsは、作業ロボットの目となる「3次元ビジョンシステム」や頭脳となる「AI制御システム」の技術開発を手掛ける立命館大学発のベンチャー企業。同大情報理工学部の徐剛教授が、2000年に「三次元メディア」として設立した。
ボールウェーブは東北大学発の超精密測定機器メーカー。同大学の山中一司教授(現・名誉教授)らが開発したボールSAWセンサーの技術を基に、文科省と科学技術振興機構から支援を受けて2015年11月に起業した。半導体製造から宇宙開発まで用途は広い。
イー・ライフ(東京都港区)は慶応義塾大学発の医療診断ベンチャー。2018年10月の設立で、「非侵襲生体センシングによるアルゴリズムの実用化」をコンセプトに、自宅や介護施設などで住民や入居者の健康増進や生活の質(QOL)の向上を支援している。