Ciamo(熊本市)は、崇城大学発のバイオベンチャー。同大大学院工学研究科博士後期課程応用生命科学専攻に在学中の古賀 碧(あおい)社長が学生起業し、農地での土壌改良などに役立つ光合成細菌培養キット「くまレッド」の開発を手がける。
古賀社長が同大生物生命学部応用生命科学科3年生だった2016年3月に地場資源の商品化を目指して、球磨焼酎と熊本県産の果物を使ったリキュール「ごくりくま」をクラウドファンディングの「Makuake」を通じて全国に販売した...
Rabbit(東京都品川区)は学習院大学初の大学発ベンチャー。マイクロソフトOfficeのアプリ「Word」「Excel」「PowerPoint」教育講座の企画・運営を手がける。2013年に学習院大学経済学部経営学科1年生だった豊久凌仙社長が設立した。
Jij(東京都文京区)は、東京工業大学発の量子コンピューター開発ベンチャー。同大の西森秀稔教授と当時大学院生だった門脇正史氏が1998年に提案した「量子アニーリング」と呼ばれた計算手法が「起源」だ。IoT時代で活躍が期待されるベンチャーだ。
アシストモーションは信州大学発のロボットベンチャー。2017年1月に同大繊維学部のロボット研究の成果を社会に普及するため設立した。同校は「キャンパスベンチャーグランプリ」など学生起業コンテスト入賞の常連校で起業マインドが高いことで知られる。
セツロテックは徳島大学発ベンチャーとして、同大学先端酵素学研究所教授の竹本龍也会長らが2017年に設立したバイオテクノロジー系の研究開発企業。投資家からの評価も高く、2020年4月以降だけで同社の累積調達額は5億2900万円に上っている。