トウキョウアーチザンインテリジェンス(横浜市)は東京工業大学発の人工知能(AI)ベンチャー。社長を兼務する同大学の中原啓貴准教授が開発した新しいコンピューテーション(計算)技術の創出とAI技術の社会実装を目指し、2020年3月に設立した。
主に深層学習アルゴリズムの研究開発やエッジAIプロダクトの開発・販売、AIエキスパート・エンジニアの育成などを手がける...
未来シェアは、公立はこだて未来大学発のICT(情報通信技術)ベンチャー。2016年の設立以来、世界初のAI(人工知能)による配車システムの社会実装に取り組んでいる。世界で新たな潮流となっているMaaSの実現を目指す。今後の成長が期待できる。
ルラビオ(広島県東広島市)は広島大学発のバイオ畜産ベンチャー。同大学大学院統合生命科学研究科の島田昌之教授らのグループによる研究成果をもとに2021年4月に設立した。精子を分離することで、家畜のオスとメスを産み分ける事業を展開していく。
経産省がまとめた2020年度の大学発ベンチャー設立状況調査によると、都道府県別で富山県が3社と最小だった。同県は2014年度から7年連続で全国最下位に甘んじている。だがハイレベルな企業も存在する。富山大学発ベンチャーのアムノスもその一つだ。