KAICO(福岡市)は、九州大学発のバイオベンチャー。同大院農学研究院資源生物科学部門昆虫ゲノム科学研究室の日下部宜宏教授が手がけた昆虫のカイコのバイオリソース(生物遺伝資源)によるタンパク質の効率的な生産技術の実用化を目指し、2018年4月に設立された。
同社が力を入れているのは、カイコを利用して発現させた組み換えタンパク質を利用する医薬品の開発・製造支援事業。ヒトおよび動物用ワクチンの原料となる難発現タンパク質の受託発現や開発、生産などに取り組んでいる...
bitBiomeは早稲田大学発のバイオ分析ベンチャー。創業者の細川正人同大理工学術院先進理工学研究科准教授が開発した、微生物のシングルセルゲノム解析技術「bit-MAP」を利用して微生物ゲノムデータベースを構築するため2018年に設立した。
InnoJinは順天堂大学発のデジタルヘルスベンチャー。情報通信技術を駆使して医療や健康管理のサポートするため、2020年12月に設立された。医療のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、遠隔診断や診療補助、治療などに役立てる。
CROSS SYNCは横浜市立大学発の医療ベンチャー。同大医学部出身で同大附属病院集中治療部部長の髙木俊介准教授が設立した。緊急医療現場の情報をAIを利用して分析し、重症患者の治療で情報共有する重症患者管理システム「iBSEN」を開発した。