KAICO(福岡市)は、九州大学発のバイオベンチャー。同大院農学研究院資源生物科学部門昆虫ゲノム科学研究室の日下部宜宏教授が手がけた昆虫のカイコのバイオリソース(生物遺伝資源)によるタンパク質の効率的な生産技術の実用化を目指し、2018年4月に設立された。
同社が力を入れているのは、カイコを利用して発現させた組み換えタンパク質を利用する医薬品の開発・製造支援事業。ヒトおよび動物用ワクチンの原料となる難発現タンパク質の受託発現や開発、生産などに取り組んでいる...
bitBiomeは早稲田大学発のバイオ分析ベンチャー。創業者の細川正人同大理工学術院先進理工学研究科准教授が開発した、微生物のシングルセルゲノム解析技術「bit-MAP」を利用して微生物ゲノムデータベースを構築するため2018年に設立した。
京都フュージョニアリング(京都府宇治市)は2019年10月に創業した京大発の新エネルギーベンチャー。「究極のエネルギー」とされる核融合発電の実現に向け、研究開発を進めている。核融合で出る中性子からエネルギーを回収するブランケットを開発中だ。
トウキョウアーチザンインテリジェンス(横浜市)は東京工業大学発の人工知能(AI)ベンチャー。社長を兼務する同大学の中原啓貴准教授が開発した新しいコンピューテーション(計算)技術の創出とAI技術の社会実装を目指し、2020年3月に設立した。
ルラビオ(広島県東広島市)は広島大学発のバイオ畜産ベンチャー。同大学大学院統合生命科学研究科の島田昌之教授らのグループによる研究成果をもとに2021年4月に設立した。精子を分離することで、家畜のオスとメスを産み分ける事業を展開していく。