大学発ベンチャーの「起源」(45) 東京ロボティクス

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東京ロボティクス(東京都新宿区)は、早稲田大学発のロボットベンチャー。坂本義弘社長は同大ヒューマン・ロボット共創研究所招聘研究員兼理工学術院非常勤講師で、フリーランスエンジニアとして組み込み系開発から高周波回路設計、ロボット開発、ウェブ・データベースシステム開発、ウィンドウズアプリ開発、サーバインフラ構築、データ分析などを手がけ、IT分野での幅広い知識を持つ。

単純労働・危険作業を人間からロボットへ

坂本社長が人間共存ロボットの開発・実現を目指し、2015年1月に同社を立ち上げた。製造業では数多くの産業ロボットが活躍しているが、倉庫や商業施設などの流通現場や農業、家庭などでは単純労働や危険作業は相変わらず人手に頼ったままだ。そこで同社は、あらゆる場所で人間と共存できる作業用ロボットの普及を目指している。

実際に作業するには、ロボットにも「手」と「目」が必要だ。同社は創業時から「手」に当たる力制御可能な独自のロボットアームと、双腕人型ロボットの開発を進めてきた。2020年1月にはヤマハ発動機と技術供与契約を結び、量産型の協働ロボットアームの共同開発に取り組んでいる。

一方、「目」に当たるデバイスは2021年1月に「Torobo Eye SL40」を発表。アクティブステレオ方式の3次元カメラとコントローラーで構成され、カメラヘッドの重量を460gに抑えることでロボットアームの先端に装着するできるようにした。価格も100万~130万円と、同性能の3次元カメラよりも安いという。

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大学発ベンチャーの「起源」(43) リージョナルフィッシュ

大学発ベンチャーの「起源」(43) リージョナルフィッシュ

2021/10/16

リージョナルフィッシュは京大発のバイオ水産ベンチャー。創業者の1人で同社最高技術責任者(CTO)の木下政人京大院農学研究科准教授と近畿大学水産研究所の家戸敬太郎教授らによる共同研究で開発したゲノム編集技術をもとに、2019年4月に設立した。