一つ目の特徴が「同業(学習塾)の買収」である。学研ホールディングスは直近で約10件、学習塾を買収してきた。ターゲットとしては地場有力の塾会社であり、地域ブランドの取り込みとシェア拡大を目的としている。
2006年12月の東北ベストスタディの買収を皮切りに、M&Aを加速させる。同社は東北の名門受験塾「あすなろ学院」を運営している。小・中・高校生が通う受験塾で、特に宮城県での高校受験については県内トップクラスだ。この買収は、東北地区で地域色の強い情報や良質な講師陣の獲得を目的としていた...
トヨタ自動車といえば、国内では誰もが知る自動車メーカーだ。2017年の国内売上高は27.5兆円。そのトヨタが大きな危機感を持ち大型M&Aを実施した。トヨタの買収意図を探る。
大西洋前社長の引責辞任で注目を浴びた三越伊勢丹ホールディングス。同社は厳しい百貨店業界において、生き残りをかけた大型の再編を繰り返してきた。