【凸版印刷】売りと買いを駆使して生き残り目指す「印刷の巨人」

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt

中国の印刷子会社は売却

2008年以降のM&Aを見ると、凸版印刷の戦略は明確になる。祖業だった印刷では2008年6月にシンガポールの印刷会社SNP Corporation LimitedをTOB(公開買い付け)で子会社化した。同社は1973年にシンガポール政府印刷局として設立された。出版物のほか、パッケージや有価証券など幅広い分野の印刷事業を展開している。

注目すべきはSNP が中国での事業拡大により著しい成長を遂げていたこと。凸版印刷は同社を買収することで、成長市場だった中国で印刷ビジネス拡大を狙った...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5