そして2020年8月、ティーガイアは携帯電話販売業界を驚かすM&Aを発表する。富士通<6702>の100%子会社である富士通パーソナルズ(東京都港区)の携帯電話販売事業を買収するというのだ。富士通が対象事業を継承する新会社を全額出資で2020年9月に設立。ティーガイアはこの新会社の全株式を286億円で取得する。
富士通パーソナルズはNTTドコモの一次代理店として、全国に110店舗以上の「ドコモショップ」を展開する...
企業買収や事業譲渡などに縁遠かった東京ガスが一転、2020年7月に2件のM&Aに踏み切った。いずれも同社にとっては初めての事業となる。 なぜ不慣れなM&Aを活用してまで、新たな事業に乗り出そうとしているのか。
三菱自動車の業績がさえない。2020年3月期連結決算では3期ぶりに当期損益で257億円の赤字になった。実は三菱は買収をしかけたことがない。ただ、過去2度にわたって同業他社の傘下に入っている。しかも「外資」だ。外資支配で三菱は何を失ったのか?
グローリーは通貨処理機の世界的な企業。100カ国以上で紙幣硬貨入出機、レジつり銭機、両替機などの製品を販売し、海外売上高比率は4割を超える。決済のキャッシュレス化やセルフ化の流れをとらえ、年明け後、大型の海外企業買収に踏み切った。
コクヨによるぺんてるの子会社化を巡る騒動が大詰めを迎えている。コクヨは乗っ取りや支配をするような考えは一切ないとし、過去の実績としてアクタスとカムリンの子会社化事例を上げた。どのような子会社化だったのか。