ところがその後、携帯電話市場でスマホのシェアが拡大して状況は一変する。3大キャリアはモバイル・インターネットのプラットフォームを米アップルと米グーグルに奪われ、販売奨励金を湯水のように出せなくなった。
さらに総務省が販売奨励金で端末代金を補填(ほてん)する「0円ケータイ」販売を問題視するようになり、スマホ化による端末価格の上昇と相まって携帯電話販売代理店の「冬の時代」が始まる...
企業買収や事業譲渡などに縁遠かった東京ガスが一転、2020年7月に2件のM&Aに踏み切った。いずれも同社にとっては初めての事業となる。 なぜ不慣れなM&Aを活用してまで、新たな事業に乗り出そうとしているのか。
三菱自動車の業績がさえない。2020年3月期連結決算では3期ぶりに当期損益で257億円の赤字になった。実は三菱は買収をしかけたことがない。ただ、過去2度にわたって同業他社の傘下に入っている。しかも「外資」だ。外資支配で三菱は何を失ったのか?
グローリーは通貨処理機の世界的な企業。100カ国以上で紙幣硬貨入出機、レジつり銭機、両替機などの製品を販売し、海外売上高比率は4割を超える。決済のキャッシュレス化やセルフ化の流れをとらえ、年明け後、大型の海外企業買収に踏み切った。
コクヨによるぺんてるの子会社化を巡る騒動が大詰めを迎えている。コクヨは乗っ取りや支配をするような考えは一切ないとし、過去の実績としてアクタスとカムリンの子会社化事例を上げた。どのような子会社化だったのか。