では前中期経営計画中に実施した3件のM&Aはどのような内容なのか。2017年に買収したフランスのALCは、安定同位体試薬の合成や製造を手がけている企業。島津は自社の液体クロマトグラフ質量分析計とALCの試薬キットをセット販売しており、ALCの買収によって新たな試薬キットの開発を進め、機器と試薬のセット販売で質量分析事業を拡大する作戦だ。
2018年に買収したドイツのIVGは半導体製造装置向けの超高真空環境を作り出すターボ分子ポンプを取り扱う企業...
世界経済が急激な物価高に見舞われている。食品スーパーは仕入れのコストアップと「1円でも安い」商品を求める顧客との板挟みに。そんな中、早々と値上げを実施しながら、増収増益を果たした大手スーパーがある。「業務スーパー」を全国展開する神戸物産だ。
しゃぶしゃぶの「木曽路」や、焼肉の「大将軍」などを展開する木曽路が、コロナ後を見据えて攻勢に転じた。木曽路や大将軍などの出店拡大を計画しており、こうした今後の出店戦略を踏まえて、食肉加工会社を傘下に収めることにしたのだ。
クスリのアオキホールディングスがM&Aにアクセルを踏み込んでいる。買収ターゲットは地場の食品スーパー。その数は最近2年間で6件に上る。クスリのアオキは元々、食品販売を成長の原動力としてきたが、ここへきて攻勢を一段と強めている理由は。
出版業から脱皮し、「終活企業」に大変身を遂げた鎌倉新書<6184>。お墓、葬儀、仏壇、相続…。「終活のワンストップサービス」を旗印に、誰もが直面する終活への不安の解消を目指す。終活ビジネスの戦線拡大に向け、新たに介護に本格進出する。