同業の買収と持ち株会社制への移行

1980年代で特筆すべきは海外進出だ。米現地法人NKPを設立したのを皮切りに、1990年代に入るとタイ現地法人のANI・NKTや中国現地法人南京日梱(現・日梱物流(中国)有限公司)、富田日梱を設立。2000年代にはフィリピン、インドネシアなどに現地法人を設立している。2010年代に入っても海外進出の勢いは衰えず、ブラジルやメキシコ、インド、マレーシアなどでも子会社を設立している。

1990年代には東京証券取引所市場第一部に指定替えを果たし、大手運輸会社の一角を占めた。それと時を同じくして、M&Aが再び本格化する。2004年にいすゞ自動車<7202>系で自動車部品包装・梱包業務を手がけるアイパックの株式35%を取得して関連会社に。2006年に三菱自動車<7211>系の自動車陸送を手がける菱自運輸を連結子会社化している。

新聞輸送大手の中越テックも買収(同社ホームページより)

2010年に新聞輸送大手の中越テックを買収。2013年に神奈川県西部地区を拠点として物流事業を手がけていた信栄倉庫を100%子会社とし、後に吸収合併する。2014年には中部を拠点とする運送会社のイトー急行を子会社化した。

子会社の増加に伴い、迅速で効率的なグループ運営をするため、2015年に持ち株会社体制へ移行。それに伴い社名をそれまでの日本梱包運輸倉庫から「ニッコンホールディングス」へ変更した。

持ち株会社体制の下、2017年に新中期経営計画「第11次中期経営計画(Challenge11)」がスタートする。同計画では「ニッコンホールディングスグループ全社の力を結集させ、無限の知恵と工夫により競争力を高め、お客様が求める高付加価値なサービスを提供するグループ経営基盤を強化し、新たなステージへ挑戦する」方針だ。最終年度の2020年3月期に「売上高 2,250億円、営業利益 200億円、営業利益率 8.88%、ROE(自己資本利益率)8.0%」の達成を目指す。