世界から飢餓と貧困を撲滅する

ゼンショーは小川賢太郎氏が1982年に創業。全部勝つという意味の「全勝」、善なる商売の「善商」、日本発信であることから禅の心で行う商売という意味の「禅商」の三つの意味が込め社名をゼンショーとした。

1982年に「すき家」1号店を開店、2002年には「はま寿司」、2005年には「なか卯」と次々と新しい店舗を手がけていった。1999年には東京証券取引所第二部市場へ上場。2011年には持株会社制度に移行し、社名をゼンショーホールディングスに変更した。

現在「すき家」「はま寿司」「なか卯」のほか、ファミリーレストランの「ココス」や、焼き肉の「いちばん」、うどんの「久兵衛屋」、カフェの「モリバコーヒー」など20の外食ブランドを持つ。

さらに「マルヤ」や「ヤマグチスーパー」など8つのスーパーマーケットと、「かがやき」「ロイヤルハウス石岡」など3つの高齢者向け住宅、介護サービスを展開している。

企業理念として「世界から飢餓と貧困を撲滅する」を掲げており、世界の食事情を変えることのできるシステムと資本力を持った「フード業世界一」企業を目指すという。

この理念を実現するために「世界中の人々に安全でおいしい食を手軽な価格で提供する」「食にかかわる全プロセスを自ら企画、設計し、マス・マーチャンダイジング・システムをつくり運営する」の2つを同社の使命と位置付ける。

マス・マーチャンダイジング・システムとは、原材料の調達から製造・加工、物流、店舗での販売までを、ゼンショー自体が一貫して企画、設計、運営する仕組みで、創業以来、守り続けている運営手法だ。

ゼンショーの沿革と主なM&A
1982横浜市内に工場併設の本社を設置
1982ランチボックス1号店を開店
1982すき家ビルイン1号店を開店
1999東京証券取引所第二部市場へ上場
2000ココスジャパンの株式を取得
2001ぎゅあんの株式を取得
2001本社を東京都に移転
2001東京証券取引所市場第一部銘柄指定
2002はま寿司を設立
2002大和フーヅの株式を取得
2005なか卯の株式を取得
2011社名をゼンショーホールディングスに変更
2012多聞フーヅの株式を取得
2012マルヤの株式を取得
2013米国POCINO FOODS COMPANYを子会社化
2013ヤマトモ水産食品の株式を取得
2013マルエイの株式を取得
2014介護サービス輝の株式を取得
2014スーパーのマルヤを株式交換により完全子会社化
2014スーパーの尾張屋の株式を取得
2015畜産事業強化のため水下ファームの株式を取得
2015米国のファミリーレストラン運営会社Catalina Restaurant Groupを売却
2016大和フーヅ全株式を日本製粉の子会社に売却
2016介護事業を運営するロイヤルハウス石岡、シニアライフサポートの株式を取得
2016スーパーのフジタコーポレーションの株式を取得
2018米国の持ち帰りすしチェーンAFCを子会社化