さらなる業績アップも

こうしたM&Aの取り組みの結果、業績は順調に伸びている。売上高は2015年3月期の5118億円から連続で増収を続け、2019年3月期は6237億円に達する見込み。4年間で1119億円、21.9%の増収となる。

利益の方は2018年3月期に減益となったものの、営業利益は2015年3月期の25億円から2019年3月期は204億円に拡大する見込み。4年間で179億円、8.2倍の増益となる。

2018年3月期の詳細を見ると、店舗数が前年よりも161店増え(241店出店、80店撤退)5065店となったことから売り上げはが伸びた。その一方で、食材価格や人件費の上昇により減益を余儀なくされた。

既存店で見ると、「ココス」などのレスラン分野が前年度比1.5%減と微減となったものの主力の「すき家」をはじめとする牛丼分野は前年度比2.5%増、「はま寿司」をはじめとするファーストフード分野も2.0%の増収となった。

2019年3月期は買収した米国の持ち帰りずし店AFCの数字が加わるため、売上高、利益とも大幅な上振れとなるはずだ。

さらに現在、中国、ブラジル、タイ、マレーシア、メキシコ、台湾、インドネシア、ベトナムの8カ国に出店している「すき家」に次いで、「はま寿司」「なか卯」などの出店が実現すれば、さらに大きな業績アップが予想される。

ゼンショーの売上高推移 2019年3月期は予想
ゼンショーの営業利益推移 2019年3月期は予想

文:M&A Online編集部