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円相場は2011年に過去最高値となる1ドル=75円32銭を記録した。あれから10年、円は同114円20銭前後で取引されている。輸入価格の上昇から円安懸念が膨らんでいるが、過去最高の円高水準だったら現在の商品価格はどれだけ値下がりするのか?
米電気自動車(EV)大手テスラの時価総額が米国時間2021年10月25日に1兆ドル(約115兆円)を突破した。自動車メーカーで時価総額が1兆ドルを超えているのはテスラだけだ。2020年1月には時価総額でトヨタ自動車<7203>の半分以下だったテスラだが、半年後の同7月にはトヨタを追い抜いている。
テスラと日本車メーカーの時価総額は、どれだけ違うのだろうか?国産乗用車メーカー各社の時価総額(10月26日終値)を見てみよう。国産車トップのトヨタですら32兆3000億円で、今やテスラの3分の1に過ぎない。
それでもトヨタの時価総額は2020年7月には21兆7000億円だったから、1年3カ月で約1.5倍に増えているのだ。平均株価が伸び悩む中での高成長といえる。にもかかわらず差が大きく開いたのだから、テスラの成長率が段違いに大きいことが分かる。
2位のホンダ<7267>は6兆1900億円と、テスラの約19分の1。3位の日産自動車<7201>は2兆4800億円と、テスラ株のほんの2.2%を株式交換すれば100%子会社化できるレベルだ。
4位のSUBARU<7270>は1兆7500億円とテスラの約66分の1。5位のマツダ<7261>は約6600億円、6位の三菱自動車<7211>は約5500億円と、両社ともテスラの100分の1未満だ。
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円相場は2011年に過去最高値となる1ドル=75円32銭を記録した。あれから10年、円は同114円20銭前後で取引されている。輸入価格の上昇から円安懸念が膨らんでいるが、過去最高の円高水準だったら現在の商品価格はどれだけ値下がりするのか?