スポーツクラブ、営業再開した東京・大阪で「時短」か「通常営業」で対応分かれる

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東京都内の店舗について6月5日から「通常営業」を再開したメガロス(写真は吉祥寺店)

スポーツクラブ各社は休業要請の解除を受けて6月1日、東京都と大阪府の店舗の営業をほぼ1カ月ぶりに再開したが、時短営業か通常営業かで対応が分かれている。

主要各社をみると、6月20日までの緊急事態宣言の延長期間中、コナミスポーツ、セントラルスポーツ、ティップネス、スポーツクラブNASなどが時短営業で臨んでいるのに対し、ルネサンス、東急スポーツオアシス、ホリデイスポーツは通常営業に戻した。メガロスも5日から急きょ通常営業に切り替えた。

また、関西を本拠とする大阪ガス系列のコ・ス・パは大阪府内の店舗について平日を通常営業とする一方、土日は休業継続で対応。セントラル、NASも大阪府内の店舗は土日の休業を続けている。

コナミスポーツ、NASは時短要請を“厳守”

現在、新型コロナウイルス感染対策の緊急事態宣言が6月20日まで延長されているのは全国9都道府県。4月末に先行して発令された東京、大阪、京都、兵庫の4都府県は2度目の延長だが、東京、大阪は知事判断でスポーツクラブを含む大型商業施設(1000平方メートル超)の休業要請が5月末まで継続していた。こうした中、主要クラブでは唯一、ゴールドジムが5月中旬に東京、大阪の店舗で営業再開に踏み切った。

今回の宣言延長では東京、大阪とも休業要請から時短要請に緩和され、各スポーツクラブも当該エリアの店舗の営業を一斉に再開した。もっとも、営業再開にあたっての対応状況は各社各様だ。

同じ時短営業でも最終チェックアウトの時間は各クラブで異なる。コナミ、NASの場合は平日20時とし、時短要請を“厳守”した形だ。コナミは20時近くに終了するスタジオレッスンの時間を30分前倒しするなどした。

コナミスポーツの都内店舗

セントラル、ティップネスはジムやスタジオ、プールなどの利用を平日20時までとしたうえで、最終チェックアウト時間を21時とした。1月の緊急事態宣言時に20時までの時短営業としたが、むしろ混雑につながったとしてチェックアウトに余裕を持たせた。

ジェクサー(JR東日本系列)は最終チェックアウト時間を22時に設定しており、ほぼ通常営業に近い。

「通常営業」が大勢を占める

一方、感染予防の徹底を前提に通常営業を再開したのはルネサンス、ホリデイスポーツ、オアシス。ルネサンスは20時までの時短営業を実施した際、18時以降の混雑が人流抑制に反する結果になったことなどを踏まえたとしている。

メガロスは6月1日から時短営業していたが、4日になって翌5日からの通常営業の再開を発表。館内利用が集中する時間帯の混雑防止の観点、会員の運動機会の減少による自己免疫力の低下といった健康二次被害につながる恐れなどに配慮したという。

大阪府内の店舗を対象に土日休業としたのは関西地盤のコ・ス・パのほかに、セントラルとNAS。府内の百貨店(食品売場など除く)など大型商業施設への土日の休業要請が継続しているのに呼応した格好だ。

文:M&A Online編集部

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