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トヨタがレースでお披露目した「もう一つの水素車」は普及する?

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「水素車」が話題だ。トヨタ自動車<7203>の豊田章男社長が2021年5月に開かれた「スーパー耐久シリーズ2021 富士24時間レース」で水素エンジン車のハンドルを握り、話題になったのは記憶に新しい。バッテリーで駆動する電気自動車(EV)化が急速に進むと、自動車産業の雇用が守れないと主張する豊田社長の出した答えが水素エンジン車だったわけだ。しかし、「水素車」は水素エンジン車だけではない。

二つの「水素車」とは

トヨタが水素エンジン車を発表するまでは、水素車といえば燃料電池車(FCV)のことだった...

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