「サッポロビール博物館」赤レンガ異聞|産業遺産のM&A
札幌の赤レンガといえば北海道庁旧本庁舎が有名だが、サッポロビール博物館の赤レンガも同時期に竣工した建造物である。数奇な歴史を辿る“もう一つの赤レンガの物語”。
M&A Online
| 2022/3/12
2022.03.12
王子には洋紙発祥の地にふさわしい博物館がもう1つある。国立印刷局の王子工場に併設された「お札と切手の博物館」だ。
国立印刷局王子工場の歴史をたどると、明治期の1871年に印刷局(当時は紙幣司。設置後すぐに紙幣寮と改称)が設置され、1876年、近代的なお札や切手を国産化するため、王子に製紙工場を、東京・大手町に印刷工場をつくった。現在の王子工場は切手などの印刷工場となっているが、印刷局では1877年、まだ日銀が創設される前に国産第1号の近代的なお札を製造する...
札幌の赤レンガといえば北海道庁旧本庁舎が有名だが、サッポロビール博物館の赤レンガも同時期に竣工した建造物である。数奇な歴史を辿る“もう一つの赤レンガの物語”。