創業100年を優に超える老舗企業が数多く集積する愛知県。その中心地である名古屋駅から徒歩10分ほどのところに広がる「ノリタケの森」。洋食器メーカーとして世界的に知られるノリタケカンパニーリミテドが創業100周年を記念し、2001年に開設した企業文化施設だ。
林立する超高層ビルを借景として、芝生の公園やレンガづくりの旧製陶工場施設などが並ぶ。その景観は大都会にぽっかりと浮かぶオアシスのようだ...
高野山口周辺に、江戸・明治・昭和初期にかけて「再織」という手法で栄えたものの、やがて潰え、そして平成、令和に向けて復活を遂げた伝統産業がある。高野口パイル織物だ。起死回生にはどんな対応があったのか。地場中小事業者の伝統と革新の道筋を見る。
愛知県知多半島にある半田赤レンガ建物は半田市のランドマークともいえる建造物。文化庁登録有形文化財、経産省認定近代化産業遺産に指定された半田市指定景観重要建造物の第1号でもある。東海地区を代表する産業遺産だが、実は数奇な運命をたどってきた。