地域承継のニュース記事一覧

缶詰記念館に見る清水「缶詰産業」の源流|産業遺産のM&A

缶詰記念館に見る清水「缶詰産業」の源流|産業遺産のM&A

清水港湾博物館(フェルケール博物館)の裏手にひっそりと建つ「缶詰記念館」。清水の缶詰産業の源流であるとともに、SSKブランドで知られる清水食品の源流でもある。

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2つのルーツを持つ「南部鉄器」の底力|産業遺産のM&A

2つのルーツを持つ「南部鉄器」の底力|産業遺産のM&A

南部鉄器と一口にいっても、そのルーツは2つある。1つは文字どおりの南部、すなわち岩手県の南部藩、現在の盛岡市を中心とした鋳物産業の製造品だ。そして、もう1つは同じ岩手県内でも南部の水沢(奥州市)に華開いた鋳物産業である。

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「旧豊田佐助邸」 王国トヨタの私的な遺産|産業遺産のM&A

「旧豊田佐助邸」 王国トヨタの私的な遺産|産業遺産のM&A

“世界のトヨタ”、そのルーツは豊田一族が邸宅を構えた名古屋市東区主税町界隈にある。現存するのは、トヨタグループの創始者・豊田佐吉の弟佐助の旧宅だけとなっている。

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「丸福楼」 ホテルに生まれ変わった“ゲームの聖地”|産業遺産のM&A

「丸福楼」 ホテルに生まれ変わった“ゲームの聖地”|産業遺産のM&A

創業130周年を超える老舗玩具メーカーの任天堂。その創業の地にあった旧本社ビルが、2022年4月にホテルとなってオープンした。客室数18と小ぶりなホテルだが、国内外から多くの観光客を迎えている。

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「日月ボール」再び燃えた産業の火|産業遺産のM&A

「日月ボール」再び燃えた産業の火|産業遺産のM&A

江戸時代に日本に伝わったけん玉。大正から昭和期にかけて木工玩具として一世を風靡したが、その後衰退し、発祥の地、広島県廿日市市でも製造業者がゼロに。だが、しばらくして木工職人たちによって息を吹き返した。

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「太地水産共同組合と太地漁業」 鯨漁の聖地に花開いた“時限会社”|産業遺産のM&A

「太地水産共同組合と太地漁業」 鯨漁の聖地に花開いた“時限会社”|産業遺産のM&A

鯨漁の聖地といわれる和歌山県太地町。その漁港にある太地水産共同組合は独自の組織運営でスタートし、10年間の期限つきで組合事業の立て直しのために株式会社を組織した。

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「松ヶ岡開墾場」 鶴岡のシルク産業を育てた “サムライ・インキュベーター”|産業遺産のM&A

「松ヶ岡開墾場」 鶴岡のシルク産業を育てた “サムライ・インキュベーター”|産業遺産のM&A

旧庄内藩士が刀を鍬に持ち替えて桑を植え、養蚕事業を育てていった松ヶ岡開墾場。その開墾スピリットは多くの企業を生み、山形県鶴岡市を一大シルク産業の地に育てた。

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江別「ËBRI(エブリ)」、自治体による廃工場の復活|産業遺産のM&A

江別「ËBRI(エブリ)」、自治体による廃工場の復活|産業遺産のM&A

北海道江別市野幌にあるローカル商業施設「ËBRI」。ヒダという自主廃業した窯業会社の煉瓦造りの工場を自治体が2016年に商業施設に再生した。

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海運王国・愛媛、三津浜に残る「石崎汽船旧本社」|産業遺産のM&A

海運王国・愛媛、三津浜に残る「石崎汽船旧本社」|産業遺産のM&A

海運王国・愛媛の主要港の一つである松山市の三津浜。近年、レトロな街並みを生かした再生が進み、瀬戸内・九州への海の玄関口としても人気のスポット。石崎汽船は現在も松山・広島、北九州などとの航路を結び、多くの乗船客を迎えている。

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「新津油田」新潟に花開いた石油王の足跡|産業遺産のM&A

「新津油田」新潟に花開いた石油王の足跡|産業遺産のM&A

新潟県で花開いた石油産業。その重鎮の一人、「石油王」といわれたのが中野貫一だ。越の国・新津の油田開発と貫一、また貫一が興した企業のM&Aを追う。

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「川越スカラ座」 小江戸の路地裏に佇む県内最古の映画館|産業遺産のM&A

「川越スカラ座」 小江戸の路地裏に佇む県内最古の映画館|産業遺産のM&A

埼玉県最古の歴史を持つ映画館が川越スカラ座だ。2000年代にいったんは休館するものの、地元有志が買い取り、再オープンに漕ぎ着けた。首都圏近郊のミニシアターとして、地元ファンの人気を集める。

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「紙の博物館」洋紙の聖地に息づく製紙業の変遷

「紙の博物館」洋紙の聖地に息づく製紙業の変遷

王子は我が国の用紙発祥の地として知られ、旧王子製紙の王子工場があった。紙の博物館は1950年、その跡地に太平洋戦争の空襲で唯一焼け残った同工場電気室の建物を利用して旧王子製紙が保管していた資料をベースに開設された。当初は「製紙記念館」という、いわゆる企業の記念館だった。ところが1986年、その敷地に首都高速が建設され、王子駅を挟んだ西側の飛鳥山公園内に移設された。

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「サッポロビール博物館」赤レンガ異聞|産業遺産のM&A

「サッポロビール博物館」赤レンガ異聞|産業遺産のM&A

札幌の赤レンガといえば北海道庁旧本庁舎が有名だが、サッポロビール博物館の赤レンガも同時期に竣工した建造物である。数奇な歴史を辿る“もう一つの赤レンガの物語”。

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「通天閣」は誰のものか|産業遺産のM&A

「通天閣」は誰のものか|産業遺産のM&A

通天閣は第二次大戦前までの初代と戦後再建された2代目、合わせて100余年にわたり大阪のまちのシンボルとして建つ。その間、3 度にわたり所有者が変わってきた。

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世界を制した北見 “ハッカ王国”|産業遺産のM&A

世界を制した北見 “ハッカ王国”|産業遺産のM&A

かつては世界の7割のシェアを誇った北海道の北見ハッカ。海外生産などの波に揉まれて2度、停滞・衰退の道をたどる。だが、そのたびごとに復活を遂げてきた。

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浦賀ドック 日本最古級のドライドックの今|産業遺産のM&A

浦賀ドック 日本最古級のドライドックの今|産業遺産のM&A

1899年に建造されたレンガ造りのドライドックが国内で唯一残され、1000隻にのぼる艦船などを建造・修理してきた「浦賀ドック」。幾多の経営母体の変遷を経て、今年、横須賀市に寄付されている。

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数奇な時を刻む99段の「百段階段」 ホテル雅叙園東京|産業遺産のM&A

数奇な時を刻む99段の「百段階段」 ホテル雅叙園東京|産業遺産のM&A

目黒雅叙園は石川出身の大富豪・細川力蔵が東京芝浦の自宅を改築した純日本式料亭「芝浦雅叙園」に始まる。庶民や家族連れが気軽に入れる料亭として目黒に移し、来店客に目でも楽しんでもらいたいと、壁画や天井画、彫刻など館内の装飾を施し、豪華絢爛なミュージアム・ホテルとなった。

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ホテル事業の再生なるか? 旧奈良監獄|産業遺産のM&A

ホテル事業の再生なるか? 旧奈良監獄|産業遺産のM&A

明治期には日本政府による監獄の整備が進んだ。特に、千葉監獄、鹿児島監獄、長崎監獄、金沢監獄、奈良監獄は「明治5大監獄」と呼ばれるようにもなった。なかでも奈良監獄は監獄としての全貌を残す唯一の建築物で、ホテルとして蘇る計画が着々と進んでいる。

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よみがえる商家・旧小西家住宅、戦後「ボンドのコニシ」として名をはせる|産業遺産のM&A

よみがえる商家・旧小西家住宅、戦後「ボンドのコニシ」として名をはせる|産業遺産のM&A

大阪・船場の高層ビルが立ち並ぶ一角に、豪奢な佇まいを見せる商家がある。ボンドのコニシ、旧小西家住宅である。大阪を代表する表屋造りの名建築。この旧小西家住宅が2020年11月、創業150年を機に史料館としてリニューアルした。

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蚕都・上田に息づく常田館製糸場|産業遺産のM&A

蚕都・上田に息づく常田館製糸場|産業遺産のM&A

蚕都・上田(長野県)に現存する木造5階建ての繭倉庫。常田館製糸場はこの繭倉庫をはじめ7棟の建造物で、上田、日本の製糸業の盛衰を今に伝えている。現在は発泡スチロールやハーネス加工などを営む笠原工業(上田)の敷地内。ひときわ威容を誇る産業遺産である。

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東京・池之端「水月ホテル鷗外荘」 クラウドファンディングが拓く活路|産業遺産のM&A

東京・池之端「水月ホテル鷗外荘」 クラウドファンディングが拓く活路|産業遺産のM&A

明治期の文豪・森鷗外の旧邸が残る水月ホテル・鷗外荘。2020年5月末、新型コロナ感染症の影響もあって閉館したが、ホテル内に残る旧鷗外邸(鷗外荘)はクラウド・ファンディングに活路を見いだした。

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名村造船所大阪工場・船渠跡 アートの聖地に大変貌!|産業遺産のM&A

名村造船所大阪工場・船渠跡 アートの聖地に大変貌!|産業遺産のM&A

佐世保重工業や函館ドックを擁する老舗造船所の1つである名村造船所<7014>。その大阪工場・船渠跡地は2005年にクリエイティブセンター大阪という大阪のアート情報の発信拠点となっている。

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ゴジラに壊されシン・ゴジラに射抜かれても…|産業遺産のM&A

ゴジラに壊されシン・ゴジラに射抜かれても…|産業遺産のM&A

東京・銀座にある銀座和光本館。銀座のランドマークとして長く親しまれたビルだが、服部時計店のビルという人もいる。確かに、ビルの中央には大きな時計塔があり、「SEIKO」の文字が。。。和光、服部時計店、セイコー、エプソンを整理してみよう。

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三ツ矢サイダー 140年目の「初めてのKiss」|産業遺産のM&A

三ツ矢サイダー 140年目の「初めてのKiss」|産業遺産のM&A

『三ツ矢サイダー』は1881年にウィリアム・ガランという化学者が、現在の兵庫県川西市平野で天然鉱泉水を発見してから2021年で140年を迎える。その後、どのような変遷をたどったのか。商品とメーカー(アサヒ飲料)の観点から振り返ってみる。

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旧三川電鉄変電所 活かし受け継ぐ3つの会社|産業遺産のM&A

旧三川電鉄変電所 活かし受け継ぐ3つの会社|産業遺産のM&A

福岡県大牟田市にある旧三川電鉄発電所は三池炭鉱の専用鉄道線のための変電所だった。役目を終えた変電所の建物。解体されるかに思われたが、新たな買い手が見つかった。さらに次の買い手も。レンガ造りの産業遺産は、まさに生きた産業遺産として歴史を刻む。

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