【古九谷・再興九谷・新九谷】盛衰のラビリンス|産業遺産のM&A

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斬新なデザインの九谷セラミック・ラボラトリー。設計は2020年東京五輪「国立競技場」の設計を担当した隈研吾氏

石川県・加賀地方の伝統工芸の1つ「九谷焼」。色絵磁器として国内はもちろんのこと海外でもつとに有名だが、その歴史は幾度かの栄枯盛衰を重ね、また分派も行われてきた。その系譜は、いわば数多くの経営統合や分散を経て現在にいたる伝統工芸であり、産業技術ということができる。

九谷焼の名称は最初に焼成した地が九谷村(現在の石川県加賀市山中温泉の奥地)という所在であったことに由来する。藍青色のしっかりした線描と、その上に厚く盛られた緑、黄、赤、紫、紺青の九谷五彩と呼ばれる重厚な上絵。そのコントラストが愛好家を魅了する...

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