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花巻電鉄 「北の小林一三」が見た夢|産業遺産のM&A

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多くの行楽客を乗せていた花巻電鉄「馬面電車」

産業遺産といっても、それほど古い話ではない。1970年代まで現役で電車が走っていた鉄道の話である。

岩手県花巻市の市街と西郊の万寿山の山麓にある花巻温泉、また花巻から西に豊沢川沿いにある秘湯・鉛温泉。この2つの温泉地に延びる2路線を擁していた花巻電鉄。特に花巻の奥座敷、花巻温泉郷は近郊の台温泉から湯を引き、「花巻温泉郷を一大リゾート地に!」と目論む金田一国士という岩手経済界のドンといわれた人物によって周辺の開発が進んだ。と同時に、花巻電鉄も多くの行楽客を運んだ...

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