国内で販売される電気自動車(EV)、最も「割安」なのはどれ?

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2021年1月にマツダが「MX-30」の電気自動車(EV)モデルを国内で発売し、国産乗用車メーカー5社のEVが出そろった。しかし、タイプも価格もバラバラ。一体、どのモデルが「割安」なのか?

「電池容量と車両価格は比例する」か?

EVはガソリン車やハイブリッド車(HV)に比べて割高といわれている。理由は燃料タンクに当たるバッテリー価格が非常に高いから。ならばバッテリー容量が大きいほど車両価格は割高になるはず。しかし、バッテリー容量当たりの車両価格を見ると、意外な結果が明らかになった。

順位 メーカー モデル名 電池1Ah当たりの車両価格(万円)
1 日産 リーフ 2.92
2 トヨタ C+pod 3.24
3 テスラ モデル3 3.25
4 マツダ MX-30 EV 4.51
5 三菱自 i-MiEV 6.26
6 ホンダ Honda e 9.02

バッテリー1Ah当たりの車両価格で最も安かったのは日産自動車の「リーフ」、世界初の量産乗用車版のEVだ。電池容量が国産EV最大の114Ahと大きい半面、車両価格が約332万円と乗用車タイプとしては安い。

2位はトヨタ自動車の超小型EV「C+pod」、車両価格が165万円とライバル車よりも大幅に安いため、電池容量が51Ahと小さいにもかかわらず上位となった。「C+pod」は2020年12月に法人販売を始めているが、一般販売は2022年になる。

最も割高だったのはホンダの「Honda e」。車両価格は「MX-30」と同じ451万円と国産EVで最も高いが、電池容量は50Ahと「C+pod」の51Ahよりも小さい。駆動用電池を最小限に絞ることで浮いたコストを何に回したのか気になるところだ。

電池容量が小さい割には高価格のホンダ「Honda e」(同社ホームページより)

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