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【ダイヤモンドダイニング】独自のブランドマネジメントとM&Aで成長

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※画像はイメージです

【財務分析】出店拡大で業績を伸ばすも、財務基盤の強化が課題に

 図1は、売上高、営業利益率及び当期利益率の推移である。

利益面では、2010年2月期に過去最高の営業利益を達成し、その後は収益の伸び悩みや費用増などにより減少、2015年2月期は高収益ブランドの出店拡大などにより改善するが、2016年2月期にはシンガポールの事業撤退など一過性の要因による海外事業の損失幅拡大から当期純損失に転落。しかし、海外事業を除けば、国内は過去最高の売上高、営業利益を達成している。

2017年2月期の業績では、新規開店費用の抑制や海外事業の収益改善により売上高を前期比2.3%増の30,509百万円、営業利益を前期比72.2%増の1,641百万円と増収と大幅な増益を達成した。

 過去の業績をみると、出店拡大の成長戦略により業績を伸ばしており、M&Aによる規模拡大が出店ペースを加速させてきた格好である。

図1 売上高・営業利益率・当期利益率推移

 図2は、自己資本比率及び有利子負債残高の推移である。 財務面は、自己資本比率が2012年2月期以降、20%台で推移している。有利子負債残高も増加して高い水準にあり、財務基盤の強化は課題として挙げられる。

図2 自己資本比率及び有利子負債残高

 図3は、セグメント別売上推移である。ダイヤモンドダイニングのセグメントは、飲食事業、アミューズメント事業、ライセンス事業に分類される。

セグメント 取引商品・製品
飲食 飲食店の経営及び運営
アミューズメント 国内において、ビリヤード、ダーツ、シミュレーションゴルフ、複合カフェ等の遊技場の経営及び運営
ライセンス これまで自社グループで開発し直営展開しておりました業態の一部をライセンス化し、主に飲食事業を行っている外部の法人企業様へ販売

図3 セグメント別売上高推移

 2017年2月期では、飲食事業の売上高が前期比0.07%減の22,449百万円、セグメント利益が36.1%増の2,210百万円。アミューズメント事業の売上高が前期比9.7%増の8,029百万円、セグメント利益が前期比1.2%減の1,118百万円。ライセンス事業の売上高が前期比15.%減の30百万円、セグメント利益が16.5%減の14百万円となっている。

今後、相対的に低迷しているライセンス事業において、どのような対応をとるのかも課題の一つである。

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