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【ダイヤモンドダイニング】独自のブランドマネジメントとM&Aで成長

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※画像はイメージです

【M&A戦略】「100店舗100業態」達成とともに、M&Aを急加速

 ダイヤモンドダイニングの沿革と主なM&Aは下表の通りで、業態など多彩な業態でM&Aを進めている。

商号をダイヤモンドダイニングに変更した後は、「迷宮の国のアリス」「ベルサイユの豚」など、独自のコンセプト業態を出店することで注目を浴びて業績を伸ばし、2007年には大阪証券取引所ヘラクレス市場(現東京証券取引所 JASDAQ市場)に上場した。

ダイヤモンドダイニングの沿革と主なM&A

年月 内容
1995年6月 「日焼けサロンマーメイド 池袋店」(東京都豊島区東池袋)を開店
1996年3月 東京都豊島区東池袋に、「有限会社エイアンドワイビューティサプライ」を設立
2001年6月 初の飲食店である「VAMPIRE CAFE」(東京都中央区銀座)を開店し、飲食店経営を開始
2002年12月 有限会社から株式会社に組織変更。同時に商号を「株式会社ダイヤモンドダイニング」に変更。本店を東京都台東区東上野に移転
2005年3月 本店を東京都中央区銀座に移転
2005年12月 「日焼けサロンマーメイド 池袋店」を閉店し、日焼けサロン事業から撤退
2006年9月 本店を東京都港区東新橋に移転
2007年3月 株式会社大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット―「ヘラクレス」に株式を上場
2008年6月 株式会社サンプールの株式を100%取得し、連結子会社化
2008年12月 株式会社シークレットテーブルを設立(100%出資子会社)し、株式会社シークレットテーブルと株式会社フードスコープとの間で事業譲渡契約を締結
2009年5月 株式会社ゴールデンマジックを設立(100%出資子会社)し、連結子会社化
2009年7月 株式会社シークレットテーブルが株式会社フードスコープから事業譲受、計33店舗を取得。株式会社ゴールデンマジックが「九州 熱中屋」ブランド1店舗目(東京都港区港南)を開店
2010年6月 共同出資(持分50%)による合弁会社として株式会社土佐社中を設立し、子会社化(注)1.
2010年9月 株式会社吉田卯三郎商店の株式を100%取得し、同社を完全子会社化
2010年10月 マルチコンセプト(個店)戦略により100店舗100ブランドを達成。上場株券市場区分を新JASDAQスタンダードへ移行
2011年6月 株式会社バグースの株式を100%取得し、同社を連結子会社化、アミューズメント事業を開始。本店を東京都港区西新橋に移転
2011年10月 米国にDiamond Dining International Corporationを設立(100%出資子会社)し、同社を連結子会社化
2011年11月 Diamond Dining International CorporationがDream Dining Honolulu LLC.(現 Shokudo Japanese LLC.、米国ハワイ州ホノルルにて日本食レストラン「SHOKUDO(食堂)」を運営)を連結子会社化
2013年3月 当社が株式会社シークレットテーブルを吸収合併。株式会社バグースの飲食事業部門を会社分割し、当社に承継
2013年3月 マルチブランド(複数)戦略を加速させるため、ブランド集約及び統一を実施。当社は既存店舗の一部を「九州 黒太鼓」「鳥福」「腹黒屋」「GLASS DANCE」「ベルサイユの豚」「薩摩ごかもん」、株式会社ゴールデンマジックが既存5店舗を「九州 熱中屋」へリニューアルオープン
2013年6月 Diamond Dining International CorporationがBuho Waikiki LLC.を設立し、同社を連結子会社化
2013年11月 本店を東京都港区芝に移転
2014年4月 KOMARS F&B PTE.LTD.(シンガポール:現Diamond Dining Singapore Pte.Ltd.)の株式を100%取得し、同社を連結子会社化
2014年10月 株式会社ゴールデンマジックが萩原商事株式会社・有限会社サンクスから事業譲受、計8店舗を取得
2014年11月 株式会社東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から同取引所市場第二部へ市場変更
2014年12月 Diamond Dining International CorporationがDiamond Wedding LLC.を設立、KNG Corporationから事業譲受し、同社を連結子会社化
2015年3月 株式会社ゴールデンマジックが関西養老乃瀧株式会社より計13店舗を取得
2015年6月 株式会社 The Sailingの株式を51%取得し、同社を連結子会社化(注)2.
2015年7月 株式会社東京証券取引所市場第二部から同取引所市場第一部へ市場変更。Diamond Dining Singapore Pte.Ltd.がDiamond Dining Macau Limitedの株式を60%取得し、同社を連結子会社化
2016年9月 当社が株式会社ゼットン(証券コード3057)の株式を42%取得し、同社を持分法適用関連会社化
2017年3月 持株会社体制へ移行のため株式会社ダイヤモンドダイニング分割準備会社を設立
2017年4月 株式会社商業藝術の株式を100%取得し、同社を連結子会社化

 M&A Online編集部作成

 JASDAQ上場後、積極的にM&Aを取り組みはじめた。2008年6月にサンプールの買収を皮切りに、2009年7月にはフードコープから事業を譲り受け、2010年10月には創業時から目標としていた「100店舗100業態」を達成した。

 2011年6月にはバグースを買収してアミューズメント事業へ参入する。同年10月に米国子会社となるDiamond Dining International Corporationを設立し、同年11月には米国ハワイ州の日本食レストランを買収して海外進出を果たしている。

 その後、マルチコンセプト戦略とマルチブランド戦略を融合した独自のブランドマネジメント制を導入し、2013年3月から同年5月にかけてブランドの集約及び統一を実施している。

 2015年2月期には、高収益ブランドによる出店を拡大し、海外事業や新規事業への展開を積極的に取り組み始めた。2014年4月にシンガポールのらーめんダイニングなどを展開する企業を買収(だが、シンガポールの飲食事業については軌道に乗らず、2016年1月に事業撤退の方向性を決定した)。2014年10月には子会社を通じて萩原商事・サンクスから事業譲受を実施し、2014年11月に東証2部へ市場変更をした。

 2014年12月には米国子会社となるDiamond Wedding LLC.を設立し、米国ハワイ州でウエディング事業を展開している企業から事業譲受をして、ウエディング事業への本格参入に向けて一歩を踏み出した。

 2015年3月に子会社を通じて関西養老乃瀧から事業譲受を行い、2015年6月にはThe Sailingを買収、2015年7月に東証1部へ市場変更をした。そして、2016年2月期には新たに「1,000店舗 売上高1,000億円」の目標を掲げる。

 直近では、2016年9月にゼットン<3057>の株式を42%取得し、同社を持分法適用関連会社化し、2017年6月には商業藝術を買収するなど積極的にM&Aを実施している。

 ゼットンは、ビアガーデン事業・ダイニングカフェ事業・ブライダル事業など展開しており、ゼットンの連結化は、出店拡大やウエディング事業においてのノウハウ吸収などのメリットが挙げられる。

 商業藝術は、カフェ業態や和食業態の飲食事業・ウエディング事業など、広島、関東、中部、関西、福岡など広域に展開している。商業藝術の買収は、広島を中心とした中国地方においての新たなエリア拡大やノンアルコール業態の展開などのメリットが挙げられる。

 今後も、新たな目標の実現に向けた積極的な事業拡大を視野に入れれば、M&Aは必要不可欠といえる。

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