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【第一三共】国内第3位の製薬会社のM&A苦難の道のり

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※画像はイメージです

3. 誤算

 結果から言うと、買収した期の09年3月期連結財務諸表に、のれんの減損費用などランバクシー関連で3516億円の特別損失を計上。前年の純資産1兆2445億円の約3割が損失の計上により吹き飛んだ(図3参照)。08年3月期に83.6%あった自己資本比率は、09年3月期には57.7%まで落ち込んでしまった。以降、自己資本比率が08年3月期の水準に戻っていない。

 誤算は、公開買付直後の08年9月から始まる...

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