実は、加賀電子にはM&Aをめぐる苦い経験がある。2015年11月、同業のUKCホールディングス<3156>と経営統合することで基本合意した。同じ年の4月には、マクニカと富士エレクトロニクスが持ち株会社方式で経営統合し、「マクニカ・富士エレホールディングス」が発足したばかりだった。
加賀電子が秋波を送ったUKCホールディングスはソニーを主要調達先とするメーカー系で、規模もほぼ同じ、顧客や取り扱い製品などの重複も少なく、似合いの“カップル”とみられていた...
大塚ホールディングスが海外企業のM&Aに力を入れている。2013年に買収した米国のバイオベンチャー・アステックス社を皮切りに2018年までに5件のM&Aを実現した。