資生堂の最初のM&Aは創業から130年超の後、2006年3月の生理用品事業の譲渡に始まる。生理用品事業は子会社のエフティ資生堂で開発と販売を手掛け、孫会社のミュウプロダクツで製造を行っていたが、このエフティ資生堂の生理用品事業とミュウプロダクツの全株式をユニ・チャームプロダクツに売却。背景には、構造改革により収益性の向上を目指す2005年からの三か年計画があり、その一環としてコア事業への経営資源の集中を目指す目的があった...
エイチ・ツー・オー リテイリングは、阪急百貨店が2007年に阪神百貨店との経営統合による持株会社体制への移行により生まれた。エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社へ社名変更するとともに、株式会社阪急百貨店を新設している。関西を舞台とするM&A戦略を見る。
今回のアーカイブスは、国内最大の航空会社となったANAホールディングス<9202>を取り上げます。成長著しいアジアの未就航路線への進出やLCCによる国内マーケットの新たな需要創出に取り組む一方、地政学リスクの観点から業績好調な旅客需要がいつ暗転するか気が抜けない状況が続いています。
コナミホールディングスは既存事業の強化と組織再編にM&Aを活用している。ハドソンとのM&Aを通じて、スマートフォン向けゲーム開発を強化したことが、「実況パワフルプロ野球」などの人気タイトルの創出につながった。